『Spirit City: Lofi Sessions』を買ってしまったので緩くレビューする

 自分でニュースを紹介して、そのまま勢いで『Spirit City: Lofi Sessions』を買った。

 既に紹介した通りで、これはLo-Fiを聴きつつ思うがままに部屋で寛ぐゲーム。さっそくチュートリアルを見つつ、言われるがままに自分のキャラを作ってみた。

 この寛いでいる女の子が自分のキャラ。いや、自分のキャラと言っていいのか分からない。とりあえず外見を決めてみたはいいが、これをしろあれをしろ(この画面の左側にあるアイコンを押して行動させる)と指示を出すだけ。もしかすると他人かもしれない。

 Lo-Fiをたまにサブスクで垂れ流しにしていると、たまに耳障りなものもある。妙に楽器が悪目立ちしてたり、単に音量がちぐはぐだったりと理由は様々。しかしこのゲームで流れる曲は不快な思いをすることもなく、曲は流れてると分かるけど何も邪魔しないいいバランス。

 こうやってパソコンを触る姿を眺めるのもいい。ちょっと猫みたいなやつ(スピリットと呼ぶ。悪戯が好きな謎の生命体。条件を満たすと他の子が見つかり、選べるようになる)の存在感が強くてアレだけど、その辺は良い感じの子が見つかったら変更するということで。

 こんな感じでひたすら何かしている彼女または彼を眺めるそんなゲーム。仲は良いけどあまり構ってくれない同居人が居るような感覚。異性と同居した経験なんてないけども。

 スピリットとやらを収集するのがゲームらしい要素といえばそうで、図鑑を見るとそこにヒントがある。例えばこのスピリットの場合は、明かりを夜中に設定したうえでベッドの辺りにいればいい。あとはスピリットが現れるのを待ちつつゲームを放置するだけ。

 スピリット図鑑に印が出たらスピリット出現の合図。図鑑や印をチェックすると新しいスピリットが現れる。見つけたスピリットはすぐに図鑑へと登録されて、解説を見ることができる。そしてスピリットを見つけるとランクが上がったりする。

 ランクが上がるとお金や新しいスピリットのヒントが貰える。お金は家具や洋服といったカスタマイズ用に使うので、あればあるほど嬉しい。無いとはっきり言って髪型以外は選択肢が少ない。といってもお金を出したところで微妙に物足りないものもあったり……。

 ゲームとしての要素はまだ少し物足りなさもある。それでもLo-Fiミュージックのアルバムを買ったらカスタマイズ可能なゲームが付いてきたと思えばかなりのお得感がある。曲がなんかいい感じだなあと思ったんだったら買ってもいいよ。きっと満たされるから。

 気になるのは終わらせ方。右上の×ボタンをクリックしてそのまますっと終わるのだけは風情がない。とはいえあくまでも作業のお供ということならこれがベストなのかもしれない。

 作業を邪魔しない人と落ち着いた空間で過ごしたい。そんな人におすすめ。

 もうちょい深く掘り込んだレビューはこちらへ。

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